一つの会社で定年まで働けるような可能性も以前より高くなくなり、リストラや解雇の恐怖に怯えながら働いている方もいることでしょう。万が一リストラされてしまったら、再就職が難しい年代に達していれば、その後の人生も危ぶまれるかもしれません。また、主婦の方は子育てが落ち着き、子供が大きくなるにつれて教育費などの問題が生じ、それを解消するために働く場合、40代であれば就職に難しい場合もあるでしょう。必ずしもこの年代に達すると就職ができない訳でありませんが、資格や様々な実績を有していない限り、若い世代に比べて再就職が厳しいのは否めません。

　しかし、資格も実績もない場合には、職種選びを検討して、可能性の高い業界の求人に絞り込んで就職活動を行うとチャンスは広がります。その一つの方法として、人材不足の業界などを選択してみてはいかがでしょう。介護職などはその代表です。高齢化社会の懸念が広がる世の中において、介護従事者の確保が急がれており、将来的にも安定した働き方を実現できるかもしれません。また、介護職は大変な業務でもあるため、若い世代に離職者が多く、人材不足の面も抱えているため、年齢を問わない求人が多いのも魅力です。つまり、40代であってもやる気があったり、資格を有していれば就職できる可能性があるということです。

　資格取得においては職業訓練や通信講座などで取得できる資格があり、比較的短期間で資格が得られます。就職に悩まれている方は、介護業界も視野に入れてみると良いのではないでしょうか。